松丸濤山から

生誕100年 古谷蒼韻展 開催のお知らせ

古谷蒼韻先生の「生誕100年 古谷蒼韻展」が6月18日〜23日の日程で文化博物館にて開催されます。

古谷先生は、昭和、平成の時代において、京都を拠点として漢字書を中心に多彩な作風を展開され、常に全国から注目を集められました。その制作姿勢は、確固たる古典主義を基盤にして、さまざまな名筆の特長を吸収しながら、現代書に新機軸を打ち出し続けるものでした。学ばれた古典の範囲は広範で、その洞察は深くに及びました。日々の学書は、それぞれの書風に倣うことにとどまらず、たゆまない研鑽を通して、常に自己書風の確立にまで達しようとするものでした。
   先生には、書の核心には筆画から発せられる精神美ともいうべきものがあるという信念があり、屹立する「気の世界」を追求する生涯でありました。
  およそ一〇〇点の作品を通して、「線の行者」とも称された先生の足跡をたどる機会になることを念じております。

ご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。

生誕100年 古谷蒼韻展 – 京都府京都文化博物館
入場無料 10:00~18:00(最終日は16:00まで) 075-431-6273(事務局 佐々木、足立)
www.bunpaku.or.jp
 

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